この人と、旅をする Hitotabi

ひとたびガイド

工房ストロー
高橋 伸一

山形県真室川町

手仕事と食べ物

ストローとは藁(わら)のこと。まんなかは空洞です。
穴を覗けば向こうには 数千年の昔から稲作とともに育まれた
藁文化に包まれた先祖の暮らしが映るよう。
穴を覗けば向こうには 数百年先のずっと便利な未来にも
藁文化が受け継がれた素敵な暮らしが映るよう。
途切れそうな今をつないで、わらの手仕事がくらるぬくもりある世界の
過去と未来を結べたら、と望んでいます。
藁の文化は、地域の生きた宝です。
地域の古老たちを訪ねて学んだ知恵と技術、
現代の暮らしにフィットする新たな道具、
それらを紹介するワークショップを通して、
工房ストローは、藁のある風景を残していこうと思います。
四季の移ろい鮮やかな東北は山形の奥に広がる
美味しいお米のまち真室川の自然の中で。

高橋伸一
1975年、山形県真室川町の稲作・畑作と畜産を営む農家の5代目として生まれる。古来からの年中行事が息づく町の、3世代が同居する家で、豊かな自然を遊び場に、動植物も遊び仲間という環境で育つ。高校卒業後、地元の町役場に就職。地域活性化を目指すブランド化戦略に関わる中「ないものねだりから、あるもの探しへ」という地元学の考え方に触発され、藁細工などの手仕事、伝承野菜、伝統行事など、町のユニークな<宝>の存在に気づき始める。後継者不在により団絵zつの聞きに瀕しているそうした地域の<宝>の継承こそ自分の使命とこころに決め、2016年3月、20年以上勤めた町役場を退職し、工房ストローを立ち上げる。藁細工の素晴らしさや楽しさ、また古きよき地域ならではの<宝>を多方面に情報発信し、その継承と発展をめざし、日々活動中。

こんなことができます

  • 藁細工のワークショップ
    しおり、わらほうき、蛍かご、ボトルケース、鍋敷きなど、実用的なものからアクセサリーまで、藁細工のワークショップです。
  •  
     
  •  
     
  •  
     

工房ストロー
〒999-5531
山形県最上郡真室川町大字平岡885番地
URL:http://kobo-straw.com/